10月 | 2016 | ブランディングデザインの会社チビコのサイトです

Branding Design

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    [ ブランディング開発事例 ]

    日本発ブランド「JAPANITURE」の海外進出

    JAPANITUREブランドとは、JAPANとFURNITUREの造語に由来し、ブランドコンセプトは「日出ずる国の家具」。日本の伝統と革新的でモダンなデザイン家具を海外に広く発信し新規マーケットを開拓することを目的とするブランドです。この度、アメリカ最大の家具見本市である「High Point Market」にてお披露目することとなりました。(下記:ブランドロゴデザインとサブグラフィックスデザイン、ステートメントロゴデザイン)

    japaniture_brand_logo

    ① ブランドコンセプト

    【 洗練された美意識の追求 】
    豊かな風土で育んだ美意識を誇りに思い、その美意識と発想力をモノづくりに生かすことで、
    高品質で付加価値のある製品を提供し続けます。

    ② ブランド戦略とターゲット

    【 国内市場が縮小する中、日本製家具が浸透していない米国市場の開拓 】
    日本製家具が得意とするコンパクトで洗練された製品を金融、IT関係者を中心に、無駄を省いたシンプルな生活を好む層が広がっている。こうした人たちは品質やデザインが良ければ価格が高くても購入する傾向がある。

    ③ 協賛企業とブランド化

    【 協賛企業の構成 】
    福井県と岐阜県の家具事業者が連携、参加したのは両県で家具や雑貨を製造販売する6事業者
    (飛騨産業株式会社、株式会社シラカワ、マルイチセーリング株式会社、株式会社ヤマト工芸ほか工芸師数名)

    【 ブランド化の流れ 】
    ブランド事業は、経済産業省のふるさと名物応援事業に採択され、約1300万円の支援を受け発足。当面はマルイチセーリング株式会社が事業の窓口を担う。今後、参加事業者が増えればブランド管理の事務局設置も視野に入れて検討している。

    【 ブランディングデザインの開発範囲 】
    ブランディングデザインの開発範囲は、ブランドコンセプト立案、ネーミング開発、ロゴデザイン、雑誌広告デザイン、WEBサイトデザイン、スペースデザインとレイアウト構成、サインデザイン計画、名刺デザイン、トートバック、ノベリティ等。

    ④ アメリカ最大の家具見本市「High Point Market」とは

    high_point_market

    High Point Marketとは】
    今回の出展先である「High Point Market」とは、アメリカ・ノースカロライナ州に位置するハイポイントで開催されるアメリカ最大級の家具の展示会。ハイポイントは家具産業の集積地として有名で「世界の家具の首都」という渾名があります。マーケットの歴史としても古く、その第1回は1909年にさかのぼり100年以上の歴史のある家具見本市です。その展示は、家具及びインテリア・アクセサリー、ホームテキスタイル、カーペット、照明な「Home Furnishing(家庭用の家具・インテリア全般)」に特化しており、毎年春(4月)と秋(10月)に開催されます。その規模は、ハイポイントに点在する180にも及ぶショールームビルを会場として2千社以上の出展と国内外から10万人もの家具バイヤーなど関係者が来場するという、まさにアメリカ最大の家具見本市です。会場は、メイン棟以外に市役所や図書館まで、町中のありとあらゆる施設が展示場に早代わりし、ミラノサローネに似た印象を受けました。こちらも改めてレポートを報告させていただきますのでお楽しみに。

    http://www.japaniture.com

     

     

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングとマーケティングの違いとは?

    ブランディングとマーケティングの違いをきちんと理解していますか? ブランディングとマーケティングは根本的に全く違いますが混合されている場合が多いはずです。大まかに分類すると、市場を作り広げるのが「マーケティング」で、ブランドのイメージを 構築し理解させることが「ブランディング」なのです。

    ==================================================

    マーケティングとブランディングの定義

    • マーケティング =「相手に伝える」ための手法
    • ブランディング =「相手に理解してもらう」ための手法

    ブランドの価値を消費者に認めてもらい、継続的な利益を得るには、「マーケティング」と「ブランディング」の両軸が必要です。このマーケティングとブランディング、双方の理解がないと、企業としての成功は望めません。しかし、その意味を正しく理解し適切に使い分けられている人は少ないでしょう。マーケティングは、マーケット、つまり市場と密接に関わっています。市場を開拓し、消費者への「認知度を上げていく取り組み」と言うことができます。一方で、ブランディングは企業から発信する「イメージアップへの取り組み」と言えます。マーケティングは「相手に伝える」ための手法で、ブランディングは「相手に理解してもらう」ための手法なのです。自己紹介がマーケティングなら好きになってもらう努力がブランディングと言えるかも知れません。

    ① マーケティングとは、売れる「仕組み」や「手段」を展開すること

    企業としての価値(商品・サービス)をどのように顧客に向けて伝えるかのためのプロセスです。
    どんな風にどのような内容を発信すれば確実に売れるのかを考えながら、
    商品の価値や魅力を多くのターゲットに向けて発信し、顧客の目に触れるようにしていくことです。

    ② ブランディング」とは、商品やサービスの「価値」を顧客に認知させること

    企業と顧客の間に信頼関係を築くことで、市場における地位を築き上げていくことを目的としています。
    顧客が認めてくれる価値とは、企業や商品に対する強い信頼や安心でもあります。
    つまり、顧客の心の中や頭の中の「イメージ」と深く関係しているわけです。

    マーケティングの役割と効果

    ブランディングは企業価値を向上させることを目的とし、企業の存在意義を定義するWhatの部分を担う一方で、マーケティングの役割は、企業の価値(商品やサービス)をどのように伝えるのかのHowの部分なのです。言い換えると、マーケティングは顧客へのリーチに直接関わるプロセスで決して本来のプロダクト自体の価値に影響を与えることはなく、そのプロダクトをどうやって見せるか、どうやって顧客に届けるか、どうやって潜在顧客を増やすかといった部分にフォーカスしたものです。市場をつくり、より多くの人々に伝えるのがマーケティングの役割なのです。そもそもマーケティングという言葉は、「Market(市場)」を動名詞化したものから来ている通り、市場を開拓するといった意味合いが強く、優れた製品や、企業の魅力をより多くのターゲット層に届けるのがマーケティングの役割なのです。

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    ブランディングの役割と効果

    消費者の心にイメージとして蓄積されていくブランドの価値。ブランディングは、企業価値向上に直接関わる。そして、ここでいう企業価値とは、金銭や数値では簡単にはあらわしずらい、無形の価値であり資産なのです。目に見えないイメージは、消費者の心と頭に蓄積されていくもので心理的な企業価値がブランドであり、企業イメージやプロダクトに付加価値を加えることで、消費者に対してその認識価値を上げることがブランディングの役割なのです。ブランディングが強い企業は、安売りは一切しなくても顧客の継続的な購買意欲が下がることはありません。

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    ブランディングとはイメージを焼き付けること

    ブランドの語源は“burned”、つまり「焼き付けられた」という言葉です。自分の家畜であることを示すために牛などに焼印を押していた習慣が起源となっています。時を経て、他のものと区別して自社の製品の価値を示すために、刻印として用いられるようにもなりました。そして、現代では、顧客の心に、イメージを焼き付けるために「ブランディング」という手法が用いられるようになりました。ブランディングは単なるロゴの作成やデザインではありません。商品の価値を示し顧客にそれを理解してもらう。魅力的な商品としての「イメージ」を顧客の心の中に焼き付けることが、ブランディングなのです。確かな「価値」を感じてもらえたブランドは、長く愛されることでしょう。

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    [ ブランディング研究/リサーチ ]

    地域ブランディングの成功事例

    近年、地域の魅力を再発見し独自性を打ち出した地域ブランディングが注目されています。
    その中の1つである海士町のブランディングの成功事例をご紹介させていただきます。
    成功の秘密はブランドコンセプトやブランド戦略が綿密に立てられているだけでなく
    問題点と課題を明確にし解決までのストーリーがしっかりしている点だと思います。

    地域ブランディングの問題点と課題

    • 人口減少
    • 財政難

    10年前までは少子高齢化と財政の悪化により財政再建団体になるのではないかと考えられていた。

    地域ブランディングのコンセプト

    「ないものがない」
    その意味とは何なのでしょうか?

    • 必要ないものはなくてもよい
    • 大事なことはすべてここにある
    • つまり、ないものねだりをしない

    つまりハンデをプラスに変えるという発想の転換ということなのです。
    ブランドコンセプトは、「必要ないものはなくてもよい」「大事なことはすべてここにある」という二重の意味を表現しています。 離島である海士町は都会のような便利さもなくモノも豊富ではない。しかし、自然環境や地域の人々とのコミュニケーションが豊かなのである。 島にある個性を上手に活かした海士町ならではの魅力的で分かりやすいブランドコンセプトでありブランド戦略なのです。

    地域資源を最大限に活用する

    • 観光協会(雇用の確保と島外からの新卒者採用)
    • ふるさと海士(第三セクターが毎年2億円以上の売上げ)
    • 隠岐潮風ファーム(地元建設会社によるブランド牛)

    「旅島」に「隠岐牛」地域特産品もブランド化し商品をプロデュース。ないものはない。をコンセプトに海士町の観光協会は「島旅」と称して海士町への観光をまちぐるみでブランディングし、島食・島宿・島活の3つの柱で旅を構成しています。

    このように、その土地ならではの風土や食、伝統産業など、個性や特徴のある地域文化や産業を活かしたブランディングが 様々な手法やアイデアで各地域で生まれています。