2月 | 2016 | ブランディングデザインの会社チビコのサイトです

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    誰かに話したくなるロゴデザインの秘密

    YAMAHAのロゴデザイン、微妙な違いの深い意味。 一見すると同じに見える「ヤマハ」と「ヤマハ発動機」のロゴデザイン。 違いがわかりますか? 色だけだと思ったひとはもう少し見比べてみましょう。
    ① 「M」の文字の中央部分
    ② シンボルの音叉(おんさ=調律などに使用する道具)部分の長さ。

    ヤマハとヤマハ発動機の関係

    ● ヤマハ = 楽器製作や音楽教室など
    ● ヤマハ発動機 = 二輪車などの製造

    もともとヤマハのオートバイ製造部門が分離独立し、ヤマハ発動機となった経緯があります。両社のロゴは、音叉を三つ組み合わせたマークの隣に「YAMAHA」の文字が書かれています。ほとんど同じに見えますが、ヤマハがバイオレット、ヤマハ発動機が赤という違いは目立ちます。音叉の先が円内におさまり、YAMAHAの「M」の文字の中央部分が下に付いていない、そしてロゴデザインに使用されている各アルファベットの形が、おのおの左右非対称なのが「ヤマハ株式会社」のロゴマークで「ヤマハ発動機株式会社」のロゴの各文字は左右対称です。

    ヤマハは山葉寅楠が1887年に創業したのがはじまりです。1897年に日本楽器製造となり、1900年にアップライトピアノ、1902年にグランドピアノの製造を開始するなど、楽器製造を拡大する中で、商品には創業者の名前でもある「YAMAHA」ブランドを表記していました。その後、1955年にオートバイ製造部門が分離独立し、ヤマハ発動機が設立されます。かつてはヤマハがヤマハ発動機の親会社という関係でしたが、2007年に資本関係を見直して以降は、言わば兄弟会社の関係にあります。

    ロゴのデザインが微妙に異なっている理由

    音叉マークをオートバイのホイールに見立てたことがデザインの違いの理由。ホイールなので、全体がつながっている必要があり、ヤマハ発動機の音叉マークは内部の音叉が外周まで伸びています。

    ロゴデザインに込めた意味

    ● ヤマハ 3本の音叉でヤマハの「技術」「製造」「販売」の3部門の強い協力体制を表すとともに、音叉に象徴される音・音楽を中心に世界(外円)にのびゆくヤマハのたくましい生命力をデザインで表現しています。また、音楽の基本である「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の調和という意味も込められています。

    ● ヤマハ発動機 日本楽器製造のブランド名「YAMAHA」を社名としてそのまま採用し、同時にモーターサイクルのホイールをイメージさせる、外円で囲んだ三本の音叉を社章としました。ヤマハ発動機にとって音叉マークは、日本楽器製造と同じ「製造・販売・技術の連携によってたくましく世界にはばたこう」という意志を表現し、今日ではさらに「お客さまの期待を超える価値の創造」「仕事をする自分に誇りが持てる企業風土の実現」「社会的な責任のグローバルな遂行」の三つの経営理念も表しています。

    一見すると小さな違いですが、そこには強い思いが込められています。
    それほど企業にとってロゴのデザインは重要な存在なのです。

    ヤマハロゴマークの歴史
    http://jp.yamaha.com/about_yamaha/brand/logo_mark/

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