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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    VI(ビジュアル・アイデンティティ)の意味と目的

    VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは、Visual Identityを略したものです。コーポレートブランドの価値やコンセプトを可視化した、ブランドシンボルやロゴデザインなどを中心にブランドカラーやサブカラーシステム、サブグラフイック、指定書体など、ブランドを象徴するデザイン要素一式を総称してVI(ビジュアル・アイデンティティ)と呼びます。VIシステムといった場合には、これらの展開方法や使用規定などのこと細かなルールを規定することを示し、VIマニュアルやVIガイドラインと呼ばれるルールを纏め上げたブック形式のものを指します。最近では、印刷するケースは少なくPDFファイルによって管理し共有させるケースが主流です。

    ==================================================

    VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは視覚のブランディング

    企業や商品、サービスなどのブランディングを行ううえで最も効果的で最も認知されやすいものは、シンボルマーク、ロゴデザイン、ブランドカラーなどに代表されるVI(ビジュアル・アイデンティティ)です。視覚は人の五感の内の70%以上を支配していると言われています。 企業理念・ビジョン、商品の価値を可視化し社会に伝えることが、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の役割です。 また、CI(コーポレート・アイデンティティ)の構成要素として視覚的要素のVIを用いる事で、社内の意識統一や共有を行い、組織の活性へと導きます。

    visual_image

    VI(ビジュアル・アイデンティティ)の意味と目的とは?

    会社案内、広告、ホームページ、商品パッケージやDMといったあらゆるものに使用される総合的なビジュアルイメージには企業の本質を表す質の高いものが必要となります。デザイン性や一過性の流行だけを追い求めたものではなく、企業やブランドが何を大切にし、どのような思いで活動しているのかを理解し最適化した上で社会や社内に向けてアウトプットすることがとても重要になります。もちろん各製品やブランドにも同じくその成り立ちやストーリーがあります。消費者の心に訴えかけるカタチで可視化するVIは、商品やサービスにとって必要不可欠な要素です。企業やブランド、商品の理念やコンセプト・バリューをヒアリングし、分析を重ね、それぞれの特性や魅力を最大限に引き出し、最適なビジュアルイメージを構築することが重要なのです。

    マツダのグローバルVI(ビジュアル・アイデンティティ)展開事例

    【 マツダの“Zoom-Zoom”なVI展開 】

    マツダ株式会社(以下、マツダ)は、ブランドを視覚的に表現するためのVI(ビジュアル・アイデンティティ)を導入し、順次グローバルに展開しています。新たに導入されたグローバルVI(ビジュアル・アイデンティティ)は、マツダブランドの個性や存在感をあらゆる場面で、お客様により強く感じて頂くことを目的に開発されています。ブランドシンボル、ブランドメッセージの変更をすることなく視覚的効果を加えることによって、様々なコミュニケーションにおいてマツダブランドの今後の深化と進化の方向性を示す新たな取り組みとなっています。グローバルVI(ビジュアル・アイデンティティ)は、止まっているのに動きが感じられるような視覚的表現を狙った「ダイナミックアングル」、「マツダフォント(英文専用)」の導入、そしてブランドシンボルを際立たせる効果のある「ダイナミックウィング」の採用などを特徴としています。また、このような視覚的要素をグローバルに展開することにより、全世界で一貫したイメージを発信できることを狙いとしています。「このグローバルVI(ビジュアル・アイデンティティ)の導入により、さらに分かりやすくダイナミックにマツダブランドの魅力を伝えることができると考えられています。マツダはこれまでに、1975年にCI(コーポレート・アイデンティティ)を導入し、可読性を活かしたコーポレートマークを制定するとともにコーポレートアイデンティティ・スタンダードをグローバルに展開していました。また、1997年にブランドシンボルを制定しブランド戦略を強化するとともに、2002年の初代「マツダ アテンザ」の市場導入からブランドメッセージ“Zoom-Zoom”をグローバルに展開してきました。マツダは今後も、お客様のワクワク感に応える、走る歓びと環境・安全性能が調和した「見て乗りたくなる、乗って楽しくなる、そしてまた乗りたくなる」クルマをお届けすると同時に、グローバルVI(ビジュアル・アイデンティティ)を展開することで、さらなるブランド価値の向上をめざすことを宣言されています。

    zoom_zoom
    引用:マツダニュースリリース  http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200806/080619.html

    VI(ビジュアル・アイデンティティ)の展開事例

    【 三井住友銀行のVIビジュアル・アイデンティティ】

    smbc_1
    引用:三井住友銀行HPより   http://www.smbc.co.jp/aboutus/profile/vi.html

    カンパニー

    三井住友銀行は、「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」こと、そして「事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る」ことを経営理念に掲げています。三井住友銀行は新しいサービスを通じて、21世紀の生活と経営をサポートしてまいります。

    ② シンボル&カラー

    上昇カーブを描く新しいマーク(ライジングマーク)は当行が提供する一層価値あるサービス、先進的・革新的なサービスにより、お客さま、株主、社会と共に当行が発展していく願いが込められています。コーポレートカラーのフレッシュグリーンは、若々しさ、知性、やさしさを、看板のマーク背景色にも使用するトラッドグリーンは、伝統、信頼、安定感を表しています。

    smbc_2

    ③ デザインシステム

    三井住友銀行のデザインシステムは、シンボル及びカラーの統一的な展開と共に、略称である「SMBC」を積極的に使用しております。また、グラデーションパターンも効果的に採用しております。三井住友銀行のVI(ビジュアル・アイデンティティ)システムは、革新と安定、変化と挑戦のプログラムです。

    FacebookのVI(ビジュアル・アイデンティティ)開発

    【 桁外れのスピードで成長を遂げたFacebookの混沌としたVI展開 】

    私たちのコミュニケーションのインフラとなりつつあるFacebook。その圧倒的な成長スピードの最中で次々と生み出されるサービスや社内ツール、それらと同時に作り出されるアイコンやロゴなどのデザインは統一的な管理を超えたまま次々に増えていました。紹介した記事では筆者がそのなかで奮闘し、どのようにFacebookに使われるデザイン要素をまとめあげてVI(ビジュアルアイデンティティ)を生み出していったかが書かれています。

    facebook_logo_1

    【 シンプルさが生み出す力強さと柔軟性 】

    例えばファビコンひとつを取ってもこの通りで、オフィシャルなファビコンはあったにもかかわらず各々がデザインに手を加えて使用するのでまさにカオス状態。最も多く人目につくワードマークですらこの状況なので、ビジュアルアイデンティティはかなり断片化してしまっていたことが伺えます。これらの統一感を図ろうと試行錯誤されたのが現在目にすることができるいわゆる「f」マークです。「f」の形を整え、ボトムのハイライトを排除してシンプルなワンカラーのものが考案されました。新たなワードマークはよりシンプルで力強いうえに、様々なコンテクストでも柔軟に使用できることが出来るようになりました。VI(ビジュアル・アイデンティティ)構築への第一歩です。角の丸み具合にもこだわった様子が伺えます。極力、デフォルトの角丸を使っていたが、iOSなど特定のインターフェースやコンテクストにおいては専用に丸みをもたせたりアイコンのスタイル調整したものをデザインしたと述べられています。デザインを整理し洗練したシンプルなものへ再構築することで、どこでFacebookのアイコンを目にしても統一したイメージを抱かせるパワフルなデザインシステムが生まれたことがわかります。

    facebook_logo_2

    【 ビジュアル要素をモジュール化 】

    Facebookのサービス充実化に伴い、次々に利用できるようになったサブブランドもカオス化しており、それぞれのサービスや機能のデザインが統一感を持つことなく、以下の様な状況に陥っていました。まず設定されたルールは「ファビコンをサブブランドのアイコンの中に使用しない」ということです。このひとつの簡単なルールは何百の細かなルールを設定するよりわかりやすく、適用しやすいものでした。これ以降、「f」のワードマークとタイプフェイス、そしてサブブランドアイコンはそれぞれ分離した要素として並べてデザインされるようになり、より汎用的に使用できるようになりました。サブブランドのアイコンはワンカラーのものからフルカラーのイラスト風バージョンまで、水平的にデザインレベルの統一が容易になり、管理もしやすくなりました。

    facebook_logo_3
    引用:Facebook Visual Identity Office of Ben Barry   http://benbarry.com

    CI(コーポレート・アイデンティティ)とVI(ビジュアルアイデンティティ)の違いとは?

    CI(コーポレート・アイデンティティ)はCorporate Identityの略語です。企業理念やスローガン(ステートメント)のような言葉や従業員の持つべき理念などがその要素となります。VI(ビジュアル・アイデンティティ)はVisual Identityの略語です。CIやBIの上に派生してくるコンセプトやルールです。視覚的なイメージで、ブランドカラーやロゴマークがこれにあたります。

    まとめ

    VI(ビジュアルアイデンティティ)とは、シンボルやロゴマークなどのデザインをガイドラインで決めたルールで様々な広告物や印刷物に展開し、顧客・取引先・求職者・社会に対して視覚的統一性のあるブランド訴求を行うことなのです。CI(コーポレートアイデンティティ)とも似ていますが、どちらも「企業価値のブランド化」のため、「商品価値のブランド化」のために行う経営戦略の一つなのです。

    弊社のVI(ビジュアル・アイデンティティ)実績

    vi_monocoto
    [ MONOCOTO ] http://www.chibico.co.jp/works/monocoto/

    vi_women_in_action
    [ Women in Action ] http://www.chibico.co.jp/works/women-in-action/

    vi_dah
    [ Dome Athlete House ] http://www.chibico.co.jp/works/dah_dome_athlete_house/

    vi_somajapon
    [ Soma Japon ] http://www.chibico.co.jp/works/somajapon/

    vi_airquin
    [ Airquin ] http://www.chibico.co.jp/works/airquin/

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    CI(コーポレート・アイデンティティ)意味と目的

    CI(コーポレート・アイデンティティ)という言葉を聞いたことがある。もしくは、何となく知っているという方は多いのではないでしょうか。しかし、その役割や目的を本当に理解している人は少ないはずです。CI(コーポレート・アイデンティティ)は、企業理念やビジョンを構築し特性や独自性を体系だてて整理し簡潔に提示したものです。それらを統一したイメージやデザイン、メッセージとして発信することで社会と共有しブランドの価値を高めていくことなのです。

    ==================================================

    CI(コーポレート・アイデンティティ)の意味とは何か?

    CI(コーポレート・アイデンティティ) は、企業が掲げてきた理念や事業内容、また企業の社会的責任 (CSR) 等に基づいて自らの存在価値を体系的に整理し、改めて定めた理念やそれに基づく行動指針を企業内外で共有することによってより良い企業活動を行っていこうとするもので、またそれらを実施するための計画です。主に社会における企業イメージの構築を行うために計画・実行されますが、企業内部においても価値の共有による意識の向上、また品質や生産性、リクルート活動などにおいて効果が期待できます。CI 計画を実行するにあたりその企業を象徴するシンボルマークやロゴを策定することが多いため「 CI (コーポレート・アイデンティティ)とはマークを新しくすること 」と誤解されることがありますが、その本質は企業文化を高め顧客をはじめとする関係者や企業、社会とよりよい関係を築くことが本来の目的であり、定められた理念は明確で親しみやすい言葉(スローガンやステートメント)に変換されシンボルマークやロゴとともに統一された使用方法で様々なコミュニケーションに使用されます。

    また、シンボルマークマークやロゴデザインは流行や時代の気分、あるいはただ単に新しさを追求して作られるものではありません。あくまでも企業の掲げる理念や特性を視覚化したものであり、時の変化に左右されることのない普遍性、また競合企業と明確に差別化するための強い独自性を持っていることが重要です。新しいシンボルやロゴデザインは企業を象徴するものとして広く社会に浸透するようあらゆる形で展開され、その後も PR や様々なプロモーション活動の核として企業と社会をつなぐ重要な役割を果たします。またシンボルマークやロゴデザインは知的財産として商標登録され企業の資産として厳しく管理されます。

    日本における本格的な CI は、1975年のマツダ (東洋工業) による導入が最初であり、中西元男氏が率いる PAOS が 5年の年月をかけ開発を行ったものです。シンボルを兼ねるロゴのデザインはレイ・吉村氏が担当。1980年代になるとバブル経済の影響を受け「CI ブーム」が起り、一般にも広く知られるようになり1990年代にかけて様々な企業が導入しました。その後は 2000年頃を境に登場した新しい「 ブランディング 」という戦略概念がその役割を引き継ぐ形で現在に至っています。

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    CI(コーポレート・アイデンティティ)を導入する目的

    ではなぜCIを導入するかというと、先に挙げたように「アイデンティティを保ち、一般への認識度を高めるため」です。知名度を高めたいのなら、質の良いCI(コーポレート・アイデンティティ)を導入することが効果的です。そして、社員の意識を高めるためにも一役買います。「一つ旗のもと」という言葉があるように、一致団結を促すためのものでもあります。戦国武将はそういった効果を知っていたため、家紋を旗に入れて掲げていました。戦場で仲間を識別するためと言う意味もあるのですが、それも「アイデンティティを保ち、一致団結するため」です。街中で細い青の横縞シャツを着た人を見たら、「あ、佐川急便だ」と思いませんか。それを着ている人も、所属が一目で判る自分が何かマズい事をすれば、会社の顔に泥を塗ってしまう事を自覚しています。だからマナーを良くしようと心がける。そういう効果があるのです。直接的な営業利益には直結しないかも知れませんが、認知度と社員の意識が高まれば、結果的に利益も上がっていくはずです。

    3つのCI(コーポレート・アイデンティティ)の役割と目的

    1. 独自性を高め、競合他社との差別化をはかる
    2. 理念や方針を社内で共有し、経営活動に明確な方向性を持たせることで、企業活動の質を高める
    3. 自社がどんな企業であるかを明確にし顧客や社会とのよりよいコミュニケーションを実現する

    CI(コーポレート・アイデンティティ)のデザイン開発項目

    CI(コーポレート・アイデンティティ)の開発の要素

    CI(コーポレート・アイデンティティ)と聞くと「シンボルマーク」「ロゴタイプ」「コーポレートカラー」などをまず思い浮かべる方が多いと思いますが、CI(コーポレート・アイデンティティ)に含まれる要素は幅広く定義には差があります。およそ次のようなものがCIを構成するデザイン・システムの要素とされています。

    【 企業理念開発 】

    • コーポレート/フィロソフィ
    • コーポレート/ステートメント
    • コーポレート/スローガン
    • コーポレート/スローガン

    【 ベーシックデザイン開発 】

    • ネーミング開発(社名やブランド名 : 競合企業・競合ブランドと明確に差別化するための名称)
    • 企業理念開発(ビジョン・ミッション・バリューなど)
    • シンボルマーク(視覚的コミュニケーションの基本。マーク、シンボル、ロゴタイプ)
    • 正式社名ロゴタイプ(正式和文社名と正式英文社名のロゴタイプ)
    • 指定書体(広告やマニュアルなどで使用する書体の規定)
    • ブランドカラー(企業を象徴するイメージカラー)
    • ブランドステートメント(企業の理念や思想の言葉)
    • サブグラフィック・エレメント(コーポレート・シンボルを補完する図形)
    • トレードキャラクター(企業イメージを補強するためのキャラクター)
    • ロゴガイドライン(使用規定など)

    logo_brandcolor

    【 アプリケーションデザイン開発 】

    • 製品(製品デザイン・ネーミング・ロゴデザイン)
    • 広告・広報(会社案内・プレスリリース・商品カタログ・ノベルティなど)
    • パッケージ(製品を保護するパッケージ)
    • サイン(パネル・広告看板・標識・案内表示など)
    • 環境・店舗(オフィス・工場など施設の内外観のイメージ)
    • 輸送用機器(営業車両・輸送車両・船舶・航空機など)
    • ウェブサイト(コーポレートサイト、ブランドサイト、採用サイトなど)
    • ユニフォーム(服・帽子・腕章・名札・ワッペンなど)

    corporate_stationary

    これら一連の開発項目は CI マニュアルとしてCIをガイドライン化し使用方法を厳しく管理していきます。プロモーション等でマークやロゴを使用する場合には CI マニュアルで定めた規定に従い配置や大きさ色等を忠実に再現することが求められます。その理由は、広告等のように時代や流行とともに移り変わる一過性のデザインに対する反応を集めることが目的ではなく、掲げる理念やビジョンを効率良く認知・浸透させ、最終的に企業の共感や信頼が育つようにすることを目的としているためです。また長い年月の中でイメージが風化したり、複雑化することなく常に新鮮さを保ち、企業の存在を確実に顧客をはじめとする社会に訴求し続ける必要があるからです。

    CI(コーポレート・アイデンティティ)の開発プロセス

    【 現状の調査分析 】

    • 既存のCI理解(デザインシステム)
    • 会社の歴史や業容の変化(ブランドストーリー)
    • 社風や従業員が抱く会社のイメージ
    • 既存ツールのラインナップと開発時期と評価
    • 過去に行ったリニューアルの経緯と内容の確認
    • ツール使用者の声(社員調査)
    • 価格と使用量
    • 他社ツールとの比較検討

    調査では人事や広報といった経営部門の担当者がプロジェクトメンバーに入ることも重要です。より詳しい情報や意見を共有しながら具体的に何が必要で何をすべきかを明確にしていきます。

    【 デザイン開発 】

    • イメージやトーン&マナーの設定
    • デザインのコンセプトや方向性の確認
    • ラインナップの整理とラインナップ
    • 数量やコストの確認と調整
    • 印刷会社などの制作会社の選定

    伝えたいイメージについては、例えば「親しみ・対応力」といったキーワードや方向性、写真などのビジュアルを使ったイメージボードからアプローチします。デザインについては、まずラインナップを整理し必要なアイテムをリスト化します。そして、ブランドカラーや使用書体を選定し、個々のステーショナリーや会社案内などに展開していきます。

    まとめ

    CI(コーポレートアイデンティティ)とはシンボルマークやロゴデザイン、キャッチコピー、アプリケーションデザインのことだけではなく、企業が発信するもの全てがコーポレートアイデンティティになり得ます。全てのアウトプットにおいて企業イメージを統一し発信すればブランディングの強固な基盤となり、ユーザーにとってもどんな企業なのかを理解しやすくなります。「コーポレートアイデンティティをあまり意識したことが無かった」という場合は、自社が発信している1つ1つの成果物に対して、企業イメージと乖離していないかを確認してみることも必要なのです。

    弊社のCI(コーポレート・アイデンティティ)実績

    ci_fullthrottle
    [ 株式会社フルスロットル ] http://www.chibico.co.jp/works/fullthrottle/

    ci_mizuno
    [ 株式会社ミズノ ] http://www.chibico.co.jp/works/mizuno/

    ci_chiikulab
    [ 株式会社知育ラボ ] http://www.chibico.co.jp/works/chiiku_lab

    ci_it_holdings
    [ IT Holdings ] http://www.chibico.co.jp/works/it_holdings_group/

    ci_wscompany
    [ 株式会社ダブリューズカンパニー ] http://www.chibico.co.jp/works/ws_company/

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    BtoB企業にもブランディングが必要な理由

    BtoB企業においてブランディングは必要ないとお考えの方も多いのではないでしょうか?実際にクライアントから直接ご質問を受けることがあります。では、なぜBtoBにブランディングは必要ない、もしくは課題ではないという誤認が生じるのでしょうか?そこにはBtoBビジネスにおける誤った常識が影響しているのではないでしょうか。BtoBでは、直接、エンドユーザーに商品を販売するわけではありません。そのため、BtoCで有効である「ブランド構築は必要ない」と考えている人も多いのです。しかし、これは大きな間違いなのです。

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    BtoB企業のブランディングに関する誤解

    サービスに直接影響しない”ブランディング”への投資は無駄

    BtoB企業において、経済的合理性の視点がBtoCの場合と比べて強く、サービスと直接関係ないブランディングに投資をし、サービスの価格が高くなることが好ましくないという考えがあリます。つまり目に見える「費用対効果が高いこと」が最重要なのです。

    受注できるか否かは顧客と営業担当の人間関係で決まる部分が大きい

    受注のプロセスで顧客と営業担当との人間関係が占める部分が大きく、自社の認知やイメージを向上させることは二の次。自社の認知やイメージを向上させることは営業担当の人間関係構築が最重要という考え方。 しかし、一部の優秀な営業担当者に頼ると他社から見た自社の認知やイメージの認識に客観性がありません。

    顧客数が限られていて、費用対効果が合わない

    ブランディングと言えば広告CMやWebサイトのこと。それらによるPRをしても、それを見ている人の中で自社の利益や ブランド力向上に寄与するのはごく一部の人なので、投資対効果が悪いという認識。むしろ、BtoBにおいてはそれらのマス広告は有効でない場合が多いと思います。マス広告よりも重要で有効な施策が BtoBビジネスにおいてはたくさんあり、それらは長期的に見て確実に費用対効果に見合うと思います。

    BtoB企業におけるブランディングの効果

    受注確度の向上

    相手企業は自社に発注するかどうかの意思決定を組織で行います。しかし、組織を構成するのは人であり、その人たちの自社へのイメージを高めることは発注のハードルを下げることに繋がります。また、指名や紹介による引き合いが増加する可能性もあります。(受注確度の向上)

    社員ロイヤリティの向上

    業界や一般消費者の間で認知や好イメージを持たれれば、そんな企業で働けているという事実が社員の愛社精神やモチベーションの向上にも大きく影響を及ぼします。

    採用コストの削減

    上記のような状態を作れれば、応募者は新卒・中途共に強いパワーをかけずとも集めることが出来ます。特に新卒においては、企業認知があることはエントリー段階での大きな後押しとなります。

    BtoB企業にこそブランディングが必要

    BtoB企業におけるブランディングは、ブランドアイデンティティー(価値提案)とブランドコネクション(価値共創)が大切となります。それは、顧客や潜在顧客に対して、 企業理念や今後のビジョンをきちんと伝えて、共感してくれた顧客と共に新しい価値を作っていくことなのです。そうした顧客とのコミュニケーションを踏まえると、 BtoCよりもブランディングの重要性は高いと言えます。このようなブランディングのためには、顧客の共感を得るコンテンツマーケティングも有効な手段になるでしょう。顧客の心に 届くメッセージのあるブランドを発信し、顧客とのエンゲージメントを高めて行くことが大切なのです。BtoB企業に限らず、本質的なブランディングとは長期的な取組みが必要なのです。

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     > ブランディングデザインの考え方

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     > インナーブランディングの手法と社内浸透

     

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングデザインの考え方

    ブランディングという言葉が広告業界やデザイン業界、プロモーションやマーケティング業界では広く使われています。それほどブランディングは一般的にも浸透し便利で都合のいい言葉なのです。ブランディングというだけで、何か変えてくれそう、カッコイイなどのイメージがあるのでしょう。

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    ブランディングとデザインの関係性

    ブランディングをデザインする上で最も大きな問題は、ただ単にロゴや名刺、WEBなどのデザインをオシャレでカッコ良くしましたという表層的で短絡的な発想です。確かにデザインを美しく見せることは重要なのですがブランディングの成功にとってはそれだけでは不十分なのです。「デザインだけを変えたが何も変わらなかった」というケースは多く「ブランディングにおけるデザインの重要性」が求められているにも関わらずその効果を発揮していないのです。それは、言い換えればデザインが「ブランディングを妨げている」ことになっているとも言えます。しかし、「ブランディング」という言葉の本当の意味を理解している人はどれだけいるのでしょうか?

    branding_design

    ブランディングにおけるデザインの重要性はみなさんご存知だとは思いますが、
    デザインがどのような働きを担うかご存知でしょうか?

    多く人が考えるデザインは、「印象や、美しいビジュアルイメージ」だと思います。
    それは、ブランディング用語でいう、「知覚品質」というものです。
    人は豊富な経験をもとにセンスが鋭く、センスの悪いものはすぐに見切られてしまいます。

    デザインのクオリティが低ければ、ブランディングにとって逆効果であり、
    むしろその存在さえも否定されてしまうのです。

    センスに適うクオリティの高いデザインであれば、ブランドは多くの人の目に止まり認知され受け入れられやすいのです。視覚は情報の70%~80%を占めるといいますが、 その視覚の引力は、人との関係付けを成立させてくれる大切なタッチポイントなのです。つまりデザインから受けるビジュアル・イメージは極めて重要なのです。実は、デザインの「印象、イメージ」の奥底には目に見えない無形の価値があり、それこそがブランドの本質であり核となっているのです。

    社会変化とデザインの関係性とは

    かつての憧れの商品も、所得の倍増や、製品の(大量生産大量消費による)低価格化によって、やがて何の変哲もないあたりまえのモノ、ただの生活必需品となり、いわゆるメーカー品に、人々はときめかなくなりました。そうした繰り返しの結果、私たちの身のまわりには必要とされるモノが充分以上に溢れるようになりました。飽和した豊かさ、一億総中流化を経て、1980年代後半バブルの時代になります。この頃から、あらゆるモノの高機能化が進み、似たような商品・サービスが多数出回った結果、均質化が起こりましたが、デザインという美的刺激(差別化)によって、売れはじめます。そして、この頃からデザインがビジネスとしても注目されるようになりました。

    「ブランドやデザイン」からもたらされる「優越感」に魅せられるようになったのです。

    【 クオリティ・オブ・ライフ 】

    質の高い生活や暮らしを高めるような、心に響くもの、心癒されるもの、体に良いもの、
    あるいは、理性的に社会性があるモノを支持するようになってきています。

    より良い人生、より豊かな生活が、求められているのです。

    今までのやり方を繰り返してもうまくいかない・・・、つまり、今までのビジネスの常識が通用しないのは、「実用や利便性に敏感な時代」よりも、「感性に敏感な時代」になっているからです。それは、私たちが暮らしている社会が、成熟社会といわれるものだからです。

    mono_coto

    何故、ブランドには価値があるのか? 何故、高くても売れるのか?それは感性に敏感で成熟した社会において「精神的な豊かさ、生活や人生の質の向上を求める欲求」に、ブランドが応えてくれるからです。

    その意識の本質的な変化を「モノ売り」から「コト売り」になったといいます。
    商品というモノではなく、商品から生まれるコトが売れるということなのです。

    化粧品会社でいえば「きれいになる道具(モノ)」を売っていますが、お客さんが買いたいのは、自分が「きれいになること(コト)」です。そして、きれいになることで、自分に自信をもち、前向きに人生を歩んでいくことを実現したいという女性の願望に応えることが求められています。その意味において、多くのビジネス、多くの商品・サービスが、本当の問題点(お客様が求めている真の目的)を解決していないといわれています。

    そんな中、実用性だけではない圧倒的な強さと魅力を発見することで
    強いブランドとして存在するのです。

    「良いものをつくっているのに売れない」というのは、お客様が求めている目に見えない真の目的や価値に気づけていないからではないでしょうか。こうしたお客様の想い、真の目的に敏感であり、その気持ちにしっかり呼応しているのがブランドなのです。

    デザインがブランディングを妨げる可能性

    デザインがブランディングの妨げになる場合の理由は、デザインというよりもデザイナーにあるのかも知れません。なぜならば、多くのデザイナーは、クライアントからの依頼内容を言われたまま仕上げる仕事をしている人が多いだからです。ところが、クライアントである会社や商品をブランデイングするということは、ビジネスのあり方や、商品価値を深く知ることが必要不可欠なのです。

    ブランディングするためには、デザイナーはブランドのデザイン提案にあわせて、「モノ売り」から「コト売り」への「目的意識の変化」も含めて提案しなければなりません。

    すなわち、物質的欲求から精神的欲求に応えるようにするということが求められているのです。それが、ブランドをデザインするということなのです。こうした提案が出来ない、あるいはまったく理解していないデザイナーは少なくありません。

    branding_designer

    そうした状況で受注した場合、クライアントも、デザイナーも、これから何の勝負になるのかを知らないため、ブランディングのためのデザインが、的を得るものになりません。せっかくのブランディングへの投資が、無駄になってしまいます。

    ブランディングへの認識(本質的理解)の低さが仇となってしまいます。何事においても、物事を動かすには、それにふさわしい考え方が必要です。ブランディングというビジネスを動かすにも、その振る舞い、メッセージや雰囲気、新たな商品開発アイデアなど、その成果を産み出すための母体となる考え方が必要なのです。ブランドを運営(マネージメント)するための、考え方のデザインが必要なのです。

    ブランディングでデザインが果たす役割とは?

    ブランディングのためのデザインとは、事業内容や、会社・経営者のなかに潜んでいるブランディング可能な目的意識(ブランドビジョン)を明確化する「考え方のデザイン」とその力に、クラッチのようにつながり、現実を動かせるようなロゴマークデザインを中心としたビジュアルコミュニケーションツールをデザインする「造形のデザイン」の2つの要素からなります。

    brand_brandingCalc

    ただ単に「造形のデザイン」だけをしても、見た目はそれなりに格好はつきます。
    造形の質が高い場合、そのビジュアルイメージによって成果が出ることもあります。
    しかし、それでは「仏造って魂入れず」です。

    これでは真に求めるものは得られません。「考え方のデザイン」はとても重要です。しかし、例えば、同じ品質、同じ価格、同じデザインの製品があっても、ブランドのロゴマーク(例えばアップル社)と、普通の会社のロゴマークが付いている場合、ブランドのロゴマークが付いた製品の方が、圧倒的に売れていきます。

    ブランドにおける「造形のデザイン」、特にロゴマークが素晴しいのは、一瞬で、ブランドの価値・魅力を伝える力、つまり販売力を宿すことができ、ブランディングにとって重要な要素だからです。

    それは「考え方のデザイン」があってこそ実現できるものですが、伝える知恵「造形のデザイン」が放つビジュアルメッセージとしての素晴らしさがあり、人の目を惹き付ける情動(美)として、形づくることができ、目に見える形となってこそ、ブランドが人の心のなかで動きはじめることができるからです。

    CI(コーポレートアイデンティティ),VI(ビジュアルアイデンティティ)とは?

    branding_ci_sample
    【 CIの事例 】 http://www.chibico.co.jp/works/fullthrottle/

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    【 VIの事例 】 http://www.chibico.co.jp/works/monocoto/

    ブランディングを左右するデザインは、ロゴマークなどの「伝えるデザイン」だけでなくブランドの表現のトーン&マナーを統一させることが重要です。

    なぜならば、優れたブランドは、独自の統一されたデザイン・スタイルを持ち、人々を魅了しているからです。いい換えれば、それはブランディングのデザインセオリーなのです。

    例えば、スターバックスは全てがスターバックスらしく、アップルは全てがアップルらしい統一されたデザイン・スタイルを持って人々を魅了しているのです。それは、ブランディングのための重要な基盤なのです。そのデザイン・スタイルは、ロゴマークを中心とした基本デザイン要素(社名、ブランドカラー、指定書体)などを組み合わせたルールを決めるデザイン表示システムによってコントロールできます。

    uber_design
    【 Uberのサイト 】https://newsroom.uber.com/japan/new-uber/

    使用されるブランドカラー、使用する欧文・和文はその書体名やファミリーまで、それらのレイアウトのデザインルールも厳密に決定し表示のおける禁止事例も事細かに設定します。そして、名刺デザインから、広告デザイン媒体にまでさまざまな媒体を、統一されたデザインイメージとして魅力的に表現できる表示システムをデザインするものです。この一連のデザインワークをコーポレート・アイデンティティ(CI)や、ビジュアル・アイデンティティ(VI)と呼びます。

    デザインを巧みに使いこなすブランドは、ブランドとお客さまをつなぐタッチポイントをあらかじめ洗い出し、自らのブランドビジョンやそのクオリティが伝わるよう精密にデザインします。

    どんなに素晴らしい会社や商品であっても、それを「伝える力」がなければ通じないのです。

    最終的には、それらデザイン表示システムは「デザインガイドライン」として冊子にまとめられます。内容は、それぞれのデザインアイテムの意味や役割、その表示方法や、使用ルールと使用注意が書かれた説明書
    になっています。データは、pdfでまとめられ、冊子にCD-ROMとして添付します。

    そのガイドラインやデータ類は、社内での利用や、社外の外注者にも配布しブランディングデザインを構築していくのです。一時に、まとめてデザインすることは、一見、煩わしく感じますが、勝手な思いつきや、行き当たりばったりに、デザインすることはなくなり、一貫して筋を通したブレない魅力をデザインを通して人々へ届けることができていきます。それは、人々をブランドとして魅了するために必要不可欠なものです。

    また、新たにデザインしなければならないアイテムが出てきた場合も、そのデザインシステムによって同一の魅力的なビジュアルイメージでデザインすることができます。都度毎、個別に後付けでデザインするよりも、はるかに効率的で結果的にかかる開発費のコストダウンにもつながります。
     
    以上が、ブランドをデザインすること、すなわち『ブランディングデザイン』なのです。

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    [ ブランディング開発事例 ]

    日本発ブランド「JAPANITURE」の海外進出

    JAPANITUREブランドとは、JAPANとFURNITUREの造語に由来し、ブランドコンセプトは「日出ずる国の家具」。日本の伝統と革新的でモダンなデザイン家具を海外に広く発信し新規マーケットを開拓することを目的とするブランドです。この度、アメリカ最大の家具見本市である「High Point Market」にてお披露目することとなりました。(下記:ブランドロゴデザインとサブグラフィックスデザイン、ステートメントロゴデザイン)

    japaniture_brand_logo

    ① ブランドコンセプト

    【 洗練された美意識の追求 】
    豊かな風土で育んだ美意識を誇りに思い、その美意識と発想力をモノづくりに生かすことで、
    高品質で付加価値のある製品を提供し続けます。

    ② ブランド戦略とターゲット

    【 国内市場が縮小する中、日本製家具が浸透していない米国市場の開拓 】
    日本製家具が得意とするコンパクトで洗練された製品を金融、IT関係者を中心に、無駄を省いたシンプルな生活を好む層が広がっている。こうした人たちは品質やデザインが良ければ価格が高くても購入する傾向がある。

    ③ 協賛企業とブランド化

    【 協賛企業の構成 】
    福井県と岐阜県の家具事業者が連携、参加したのは両県で家具や雑貨を製造販売する6事業者
    (飛騨産業株式会社、株式会社シラカワ、マルイチセーリング株式会社、株式会社ヤマト工芸ほか工芸師数名)

    【 ブランド化の流れ 】
    ブランド事業は、経済産業省のふるさと名物応援事業に採択され、約1300万円の支援を受け発足。当面はマルイチセーリング株式会社が事業の窓口を担う。今後、参加事業者が増えればブランド管理の事務局設置も視野に入れて検討している。

    【 ブランディングデザインの開発範囲 】
    ブランディングデザインの開発範囲は、ブランドコンセプト立案、ネーミング開発、ロゴデザイン、雑誌広告デザイン、WEBサイトデザイン、スペースデザインとレイアウト構成、サインデザイン計画、名刺デザイン、トートバック、ノベリティ等。

    ④ アメリカ最大の家具見本市「High Point Market」とは

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    High Point Marketとは】
    今回の出展先である「High Point Market」とは、アメリカ・ノースカロライナ州に位置するハイポイントで開催されるアメリカ最大級の家具の展示会。ハイポイントは家具産業の集積地として有名で「世界の家具の首都」という渾名があります。マーケットの歴史としても古く、その第1回は1909年にさかのぼり100年以上の歴史のある家具見本市です。その展示は、家具及びインテリア・アクセサリー、ホームテキスタイル、カーペット、照明な「Home Furnishing(家庭用の家具・インテリア全般)」に特化しており、毎年春(4月)と秋(10月)に開催されます。その規模は、ハイポイントに点在する180にも及ぶショールームビルを会場として2千社以上の出展と国内外から10万人もの家具バイヤーなど関係者が来場するという、まさにアメリカ最大の家具見本市です。会場は、メイン棟以外に市役所や図書館まで、町中のありとあらゆる施設が展示場に早代わりし、ミラノサローネに似た印象を受けました。こちらも改めてレポートを報告させていただきますのでお楽しみに。

    http://www.japaniture.com

     

     

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングとマーケティングの違いとは?

    ブランディングとマーケティングの違いをきちんと理解していますか? ブランディングとマーケティングは根本的に全く違いますが混合されている場合が多いはずです。大きくに分類すると、市場を作り広げるのが「マーケティング」で、ブランドのイメージを 構築し理解させることが「ブランディング」なのです。

    ==================================================

    マーケティングとブランディングの定義

    • マーケティング =「相手に伝える」ための手法
    • ブランディング =「相手に理解してもらう」ための手法

    ブランドの価値を消費者に認めてもらい、継続的な利益を得るには、「マーケティング」と「ブランディング」の両軸が必要です。このマーケティングとブランディング、双方の理解がないと、企業としての成功は望めません。しかし、その意味を正しく理解し適切に使い分けられている人は少ないでしょう。マーケティングは、マーケット、つまり市場と密接に関わっています。市場を開拓し、消費者への「認知度を上げていく取り組み」と言うことができます。一方で、ブランディングは企業から発信する「イメージアップへの取り組み」と言えます。マーケティングは「相手に伝える」ための手法で、ブランディングは「相手に理解してもらう」ための手法なのです。自己紹介がマーケティングなら好きになってもらう努力がブランディングと言えるかも知れません。

    ① マーケティングとは、売れる「仕組み」や「手段」を展開すること

    企業としての価値(商品・サービス)をどのように顧客に向けて伝えるかのためのプロセスです。
    どんな風にどのような内容を発信すれば確実に売れるのかを考えながら、
    商品の価値や魅力を多くのターゲットに向けて発信し、顧客の目に触れるようにしていくことです。

    ② ブランディング」とは、商品やサービスの「価値」を顧客に認知させること

    企業と顧客の間に信頼関係を築くことで、市場における地位を築き上げていくことを目的としています。
    顧客が認めてくれる価値とは、企業や商品に対する強い信頼や安心でもあります。
    つまり、顧客の心の中や頭の中の「イメージ」と深く関係しているわけです。

    マーケティングの役割と効果

    ブランディングは企業価値を向上させることを目的とし、企業の存在意義を定義するWhatの部分を担う一方で、マーケティングの役割は、企業の価値(商品やサービス)をどのように伝えるのかのHowの部分なのです。言い換えると、マーケティングは顧客へのリーチに直接関わるプロセスで決して本来のプロダクト自体の価値に影響を与えることはなく、そのプロダクトをどうやって見せるか、どうやって顧客に届けるか、どうやって潜在顧客を増やすかといった部分にフォーカスしたものです。市場をつくり、より多くの人々に伝えるのがマーケティングの役割なのです。そもそもマーケティングという言葉は、「Market(市場)」を動名詞化したものから来ている通り、市場を開拓するといった意味合いが強く、優れた製品や、企業の魅力をより多くのターゲット層に届けるのがマーケティングの役割なのです。

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    ブランディングの役割と効果

    消費者の心にイメージとして蓄積されていくブランドの価値。ブランディングは、企業価値向上に直接関わる。そして、ここでいう企業価値とは、金銭や数値では簡単にはあらわしずらい、無形の価値であり資産なのです。目に見えないイメージは、消費者の心と頭に蓄積されていくもので心理的な企業価値がブランドであり、企業イメージやプロダクトに付加価値を加えることで、消費者に対してその認識価値を上げることがブランディングの役割なのです。ブランディングが強い企業は、安売りは一切しなくても顧客の継続的な購買意欲が下がることはありません。

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    ブランディングとはイメージを焼き付けること

    ブランドの語源は“burned”、つまり「焼き付けられた」という言葉です。自分の家畜であることを示すために牛などに焼印を押していた習慣が起源となっています。時を経て、他のものと区別して自社の製品の価値を示すために、刻印として用いられるようにもなりました。そして、現代では、顧客の心に、イメージを焼き付けるために「ブランディング」という手法が用いられるようになりました。ブランディングは単なるロゴの作成やデザインではありません。商品の価値を示し顧客にそれを理解してもらう。魅力的な商品としての「イメージ」を顧客の心の中に焼き付けることが、ブランディングなのです。確かな「価値」を感じてもらえたブランドは、長く愛されることでしょう。

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    [ ブランディング研究/リサーチ ]

    地域ブランディングの成功事例

    近年、地域の魅力を再発見し独自性を打ち出した地域ブランディングが注目されています。
    その中の1つである海士町のブランディングの成功事例をご紹介させていただきます。
    成功の秘密はブランドコンセプトやブランド戦略が綿密に立てられているだけでなく
    問題点と課題を明確にし解決までのストーリーがしっかりしていることです。

    地域ブランディングの問題点と課題

    • 人口減少
    • 財政難

    10年前までは少子高齢化と財政の悪化により財政再建団体になるのではないかと考えられていた。

    地域ブランディングのコンセプト

    「ないものがない」
    その意味とは何なのでしょうか?

    • 必要ないものはなくてもよい
    • 大事なことはすべてここにある
    • つまり、ないものねだりをしない

    つまりハンデをプラスに変えるという発想の転換ということなのです。
    ブランドコンセプトは、「必要ないものはなくてもよい」「大事なことはすべてここにある」という二重の意味を表現しています。 離島である海士町は都会のような便利さもなくモノも豊富ではない。しかし、自然環境や地域の人々とのコミュニケーションが豊かなのである。 島にある個性を上手に活かした海士町ならではの魅力的で分かりやすいブランドコンセプトでありブランド戦略なのです。

    地域資源を最大限に活用する

    • 観光協会(雇用の確保と島外からの新卒者採用)
    • ふるさと海士(第三セクターが毎年2億円以上の売上げ)
    • 隠岐潮風ファーム(地元建設会社によるブランド牛)

    「旅島」に「隠岐牛」地域特産品もブランド化し商品をプロデュース。ないものはない。をコンセプトに海士町の観光協会は「島旅」と称して海士町への観光をまちぐるみでブランディングし、島食・島宿・島活の3つの柱で旅を構成しています。

    このように、その土地ならではの風土や食、伝統産業など、個性や特徴のある地域文化や産業を活かしたブランディングが 様々な手法やアイデアで各地域で生まれています。

     

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    強いブランドのロゴデザインには秘密がある

    ロゴデザインはブランドの顔であり象徴です。ブランドのコンセプトやサービス内容をロゴデザインで伝えることができます。そして、ロゴデザインから良いイメージが拡がる可能性があるのです。たとえば、スターバックやトヨタはどうでしょうか? 特定の商品というよりも 先に各ブランドのロゴデザインやブランドカラーが浮かぶのではないでしょうか。また、ロゴデザインから各企業のニュースや実績を浮かべる人もいるでしょう。このようにブランドイメージはロゴデザインからはじまるケースも多いのです。

    ==================================================

    ブランドのロゴデザインには想いやメッセージが込められている

    ロゴやシンボルのデザインは企業やブランドを象徴するものです。 ロゴデザインを見れば、消費者は、そのモノの持つブランドが提供している商品やサービスを一瞬で識別することができます。 つまりブランドのロゴがあるだけで欲しくなる、もしくは選ばれることにも繋がるのです。そのためには、ブランドロゴのデザイン開発と展開には細心の注意を払う必要があるのです。

    ロゴ、シンボル、マークデザインの違いとは?

    ロゴ、シンボル、マークなどそれぞれの種類や呼び方が存在します。ほとんどの人がその違いや目的を正しくは理解していないのではないのでしょうか? ここでは詳しくご説明していきます。

    ① ロゴタイプデザイン

    ロゴタイプ (logotype) とは、図案化・装飾化された文字・文字列のことで(デザイン)、団体名、商号、商品名、雑誌名、書名などを印刷・表示する際に使用される。ロゴと略すこともありギリシア語のロゴテュポス (λογότυπος) に由来しています。ロゴ = 言葉、タイプ = 活字からなり、本来は1単語のための連字活字を意味していました。つまり、言葉で出来ているブランドのマークのことです。

    【 ロゴタイプデザインの特徴 】

    1. ブランド名を覚えてもらいやすい
    2. 宣伝効果が期待できる

    しっかりとブランド名を覚えてもらいたいなら、ロゴ自体がブランド名になる「ロゴタイプ」が有効です。ロゴのデザインが良ければ、街を歩いている人や消費者、周りの人にも宣伝効果があります。これらの理由から、「ブランド名を覚えてもらいやすい」「宣伝効果が期待できる」のがロゴタイプの特徴といえます。

    sony_oracle_google_logo

    ② シンボルマークデザイン

    シンボルマークとは、その家系、会社、団体、個人などを象徴する意匠、マークです。古くは、ローマ帝国時代に使った、「魚類」のマーク、騎士の盾や旗指物のデザインから、家紋などもこれに数えられます。このようにロゴタイプと違って、シンボルマークはとても象徴性が高くインパクトが強いため覚えてもらいやすいのが特徴です。

    【 シンボルマークデザインの特徴 】

    1. 印象に残りやすくインパクトがある
    2. 信頼性と安心が高まる

    ブランド名よりも、ブランドのコンセプトやマークを記憶してもらいたい場合に「シンボルマーク」は有効です。ロゴタイプの特徴でお話した内容とは異なり、遠くから見ても形が分かりやすく記憶に残りやすいのです。この記憶というのはシンプルであればシンプルであるほど記憶に残りやすいのです。あなたも想像してみてください。シンボルマークを使っている有名企業のマークを。

    apple_rolex_symbol

    ③ ロゴマークデザイン

    ロゴマークとは、ロゴタイプをマーク化したものです。

    citybank_fedex_logo

    ④ シンボルマーク+ロゴタイプ

    シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたものです。

    microsoft_audi_symbol

    【 ブランドを的確に表現出来るロゴデザインの手法 】

    ブランドコンセプトが出来たら、ブランド名、そしてブランドのロゴまたはシンボルマークが必要になります。ロゴデザインを制作するうえで大切なのは、客観的にブランドをイメージすることです。現在のイメージだけでなく、5年後、10年後にそのブランドがどう見られたいかをロゴデザインに反映し表現しなければなりません。ブランドはひとつのキャラクターを創り出すのに似ています。

    【 ブランドのロゴデザインを開発する際の重要な4つのポイント 】

    ① ロゴデザインには意味を持たせる

    皆さんが働いている会社はどのような会社ですか?会社名の意味は?会社の目標は?人にはそれぞれの目標や意思が存在します。それは会社にも同じく当てはまります。では、ロゴデザインには?会社の名前の意味や目標があるのと同じように、ロゴに対しても意味を持たせる事が大切なのです。

    ② ロゴデザインのブランドカラーの意味を考える

    ロゴに意味を持たせた後は色を決めなければなりません。何色をロゴに使うかも(ブランドカラー)デザインする上では重要な役割になります。「○○といえばオレンジ色だよね」「赤色といえば、○○だよね」など、ロゴの形も重要なのですが、いかに皆様へブランドのカラーを覚えてもらうかも重要になります。そして、カラーには様々な意味があります。この意味も考えてデザインすることでロゴにさらに意味をもたせる事ができるのです。

    白:清潔、純粋、雪、無、無罪、無知、賛成
    黒:男、武勇、一途、プロフェッショナル、職人基質、ガンコ、髪、夜
    赤:情熱、力、暖かい、血、生、火、女、熱暑、革命、攻撃、太陽
    青:冷静、クール、知性、未来、水、スポーティ、爽やか、清らか、開放感、空、地球
    黄:活発、陽気、明快、元気、太陽、金、注意、エネルギー、子供
    緑:植物、自然、エコ、環境、安全、平和、新鮮、大地
    紫:高貴、優雅、神秘、謎
金:神、宝、光、生、神秘
    茶:土、豊穣、大地
    灰:冷静、雲、沈静

    カラーリングとその影響力として大手コンビニエンスストア4社のカラーリングをストライプにして載せてみました。きっと、カラーリングだけで、どこのコンビニかが分かるのではないでしょうか。

    brandcolor_conveniencestore

    ③ ロゴデザインにストーリーを持たせる

    実はこのロゴにはこんな隠されたメッセージが隠されていたのか。なるほど、スゴイ、面白いといった場合があります。そのためには、今後の目標や会社のイメージを伝えるだけではなく、前の会社の名前が○○だった、経営者の出身が○○だった、これがきっかけで会社が誕生したなどの深いストーリーがロゴにも含まれているとより一層良いモノになります。

    ④ ロゴの使用場所を考える

    ロゴを使用するシチュエーションは様々で名刺、封筒、雑誌広告、WEBサイト、車両、製品本体、CM、など幅広く使用します。どこで使用するかも考えながら色や大きさを検討し開発することで遠くから見ても的確に判断できるロゴになります。シンプルな方がロゴとしては良いかもしれません。何処で使うかもイメージしながらロゴはデザインすることが重要です。

    ロゴや商品は企業のものですが、その商品を購入し所有するのは消費者です。
    消費者のロゴマークやデザインに対する愛着を見誤ると、ブランドにとっては大きなダメージになるのです。

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    リブランディングの意味や目的と展開事例

    リブランディングとは何か?リブランディングの意味や目的、もたらされる効果、注目される理由といった観点から、詳しく掘り下げて考察していきたいと思います。リブランディングとは、かつて隆盛を誇ったブランドを新しく時流に合うように改善・再生・再構築し、魅力やアピール力を蘇らせることです。リブランディングが必要なケースは、企業のブランド戦略と、市場(消費者)との間でミスマッチがおこっている場合です。そこで、ブランドの方向性を修正し、再活性化させることが「リブランディング」なのです。単純にパッケージデザインやロゴマークのデザインを新しくすればいいというものではありません成功のためには、適切な手順、正しい方法の実践が大切なのです。

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    リブランディングの意味と目的とは何か?

    例えば、1つのブランドイメージで長年続けていたにもかかわらず、顧客からの反応がいまいちで、事業がうまくいかない場合など、ブランディングの問題を改善していくことでビジネスを成功に導くことが可能です。「リブランディング」とは、既に存在するブランドを理想とするブランドに進化させるためのプロセスであり戦略なのです。今までブランディングの重要性を認識し取り組んでいても、それが理想的なブランドイメージの構築に結びつかないこともあります。場合によっては、実際の企業・商品・サービス内容とは全く違うブランドイメージが浸透してしまうこともあります。それらを正しく理想的なイメージとして伝え、消費者とのコミュニケーションを図ることが重要なのです。

    ゼロからブランドを作るのであれば、そこまで気にしなくてもいいことなのですが、リブランディングとは現状の延長線上にある未来ではなく、自らが望む未来に向けた取組み、それがブランド戦略で目指すところだということを深くつきつめる必要があります。

    そして、商品やサービスなどの内容に問題がない場合は、デザインを変更するだけでも十分に効果を得られることがあります。デザインの嗜好は時代の流行に応じて大きく変わって行きます。技術革新によって新しい表現が可能になります。顧客に受け入れられるようなデザインを採用することが重要です。また、商品やサービスが従来の顧客に受け入れられなくなった場合には、ブランドのポジショニング(リポジショニング)を変更する必要があります。今までとは違った顧客をターゲットにすることで、今までと同じ内容の商品などでも、十分に売り上げを伸ばすことが可能なのです。

    rebranding_logo

    リブランディングにおける5つ再構築

    1. 商品やサービスの改善と変更
    2. リポジショニングの検討
    3. 消費者へのアプローチの改善
    4. ターゲット層の変更
    5. 企業文化や風土の改善

    長い歴史の中で培ってきたサービスや技術、ノウハウ、クリエイティブはブランドの大切な資産です。一方、時代の変化が著しい現在では、どんなに素晴らしい資産でもただ伝えるだけでは鮮度が失われていきます。適切な方法で、効率的に、最大限のブランドエクスペリエンスを実現することが必要不可欠なのです。

    リブランディングが必要なタイミングとは?

    1. 市場調査の結果、ブランドイメージの変更が効果的だと判断できる。
    2. ブランドに対する誤解や勘違いが浸透してしまっている。
    3. 予想していたターゲット層に対して効果的なアプローチが実現していない。
    4. ライバルの多い業化で他社よりも強いインパクトで目立ちたい。
    5. これまでとは違った新しい分野・市場に参入する。
    6. これまでと同じ分野や市場において新商品や新サービスを展開する。
    7. ブランディング低下による改善や再生を図り、その変化を多くの人に伝えたい。
    8. ビジネス規模の拡大によって品質向上や高いレベルでの競争が予測される。
    9. 将来の方向性や理想を示して消費者からの期待を高めたい。

    リブランディングとは、「ブランドの伝統は継承しながら、時代の変化に順応し革新を行うこと」に他なりません。それゆえに、リブランディングを着手するにあたっては、まず現在のブランドが置かれている状況や問題点を徹底的に洗い出すことが不可欠です。自社ブランドのポジショニングや、強みと弱み、ライバルの立ち位置や差別化できるポイントなど、様々な事柄を吟味し検証した上で、ブランド再生プランを構築していくことが重要なのです。前述した通り、新しいパッケージデザインやロゴマークのデザインというのは、その再生プランの一部です。単純にパッケージやロゴデザインの見た目だけを変えれば成功するものではないということをしっかり踏まえてください。

    リブランディングでブランドを再構築し成功へ導く

    1つのブランドのイメージで長年続けていたにもかかわらず、顧客からの反応がいまいちで事業がうまくいかない場合もあります。しかし、意味がなかったと落胆する必要はありません。ブランディングの問題を改善していくことで、劇的に仕事を成功に繋げられるからです。リブランディングを行なって、今まで気づかなかったポイントを見直し仕事を成功させていきましょう。仕事の再構築を行うきっかけにつながります。そんなリブランディグを成功させる秘訣とは、どういったものなのでしょうか。

    【 リブラディングを成功させる方法 ①:妥協せず続ける 】

    リブランディングを行うのは、簡単なことではありません。既にお客様から持たれているイメージや社風をも変えなければいけないからです。妥協せずに意志決定したことを続けていけば、リブランディングは成功していくでしょう。 「これをする意味ありますか?」「もっと無難な方法を取りませんか?」など、意見される場合もあるかもしれません。しかし、リブランディングには妥協は許されないのです。それだけ、ブランドのイメージを変えるのは大変だといえます。

    【 リブラディングを成功させる方法 ②:問題点の見直し 】

    リブランディングする際は、それまでのサービスと、世の中でヒットしている商品やサービス、自らの抱える問題点や欠陥を洗いなおし客観的かつ冷静に見つめ直すことが成功には大切です。無駄な箇所をブラッシュアップしていく意味にもつながっていきます。サイトの構成は良かったか、ブランドのイメージは流行のものを取り入れられていたかなど、たくさんの気づきを取り入れるチャンスにもなり、成功へと繋がります。

    【 リブラディングを成功させる方法 ③:客観的な視点 】

    見込み客へのアプローチの方法から事業主としてのマインドなど、様々な個所をより良くするのも立派なリブランディングの意味の1つであり、成功へのカギといえます。なかなか自分では気づけないケースも多いものです。客観的に身近なサービスを行っている人々、友人や業界のプロに質問することも成功のためには有効です。あえて関連性のない、新しい分野の起業家の人々と触れ合うチャンスや、メディアで取り上げられているサービスを参考にして、自らの仕事に生かすことにも意味があります。

    【 リブラディングを成功させる方法 ④:効果が無いプロモーションを見直す 】

    WEBやパッケージデザインをがらりと変えたのに売れないなど、リブランディングしても効果のないときがあります。そういった場合は、商品そのものが長期的な視野でうけているものであることや、ブランディングや魅力そのものにおいては全く問題のないものであることが多いものです。優れた商品だからといって何もせずに売れるはずはありません。そういう場面においては、売り込んでいくプロモーションに注目した見直しが必要となってきます。その結果が成功へと繋がれば、「リブランディングに意味があった」といえるようになります。リブランディングはあまりにも何度もやりすぎてしまうと、意味が薄まってしまい顧客や関連する企業の人々の中では契約を結びづらい部分もあります。思い切ったイメージチェンジや、見えない部分での変化はあったほうが望ましいですが、失敗してしまっては意味がありません。大筋のテーマであるなどの部分においてはなるべくよほどの欠陥がない場合は、良い部分は変えないほうが安全であるといえます。タイミングも成功するには、大切な要素です。

    チビコの考えるリブランディングとは

    repositioningのコピー

    solution_brandingのコピー

    リブランディングの展開事例

    【 Menicon : メニコンのリブランディング展開事例 】

    menicon-re-branding-1
    ( 引用:メニコンHP )

    株式会社メニコンは、2016年11月22日より、商品パッケージやホームページなどリブランディングを行い、NEWメニコンブランドを展開いたします。メニコンは、日本で初めて角膜コンタクトレンズを開発して以来、「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」を企業スローガンに、コンタクトレンズのパイオニア企業として業界をリードしてまいりました。2016年に創業65周年をむかえたメニコンは、唯一のコンタクトレンズ総合メーカーとして、コンタクトレンズ、ケア用品とサービス(定額制コンタクトレンズメルスプラン)の全てのイメージを統合させ、ブランドコンセプトを「日本」「輝き」「瞳」として新たなブランドづくりを行いより魅力的なNEWメニコンを展開してまいります。

    【 リブランディングにおけるデザイン変更内容 】

    1. ブランドロゴ(シンボル)
    2. ブランドロゴ(ロゴタイプ)
    3. ブランドロゴ(サービスアイコン)
    4. サブグラフィックス
    5. ブランドコミュニケーションデザイン(全般)

    メニコンのDNAであるイノベーションとフロンティアスピリットを、「日本」「輝き」「瞳」を表現する円をモチーフにしたブランドごとのアイコンと、新しい時代に合わせたカラーリングによるブランドのデザインコミュニケーション展開。

    【 elleair : エリエールのリブランディング展開事例 】

    elleair-re-branding
    ( 引用:エリエールHP )

    エリエールは2015年8月にブランドロゴをリニューアルし、生まれ変わりました。エリエールは誕生以来、一貫して品質にこだわり続け、お使いいただく皆さまに商品を通して「やさしさ」を届けることを追求してきました。ロゴデザインの変更により、これまで培ってきた「やさしく触れていいですか。」というブランドスローガンを継承し、世界中の生活者の皆さまに、より信頼され、より愛されるブランドへとエリエールを進化させていくことを目指しています。新ロゴデザインは、日本を代表するグラフィックデザイナーである佐藤卓氏がデザイン開発を担当。

    【 リブランディングにおけるデザイン変更内容 】

    1. ブランドロゴ(シンボル)
    2. ブランドロゴ(カタカナロゴタイプ)
    3. ブランドロゴ(英文ロゴタイプ)
    4. ブランドスローガン(メッセージ)
    5. ブランドムービー(動画)

    「エリエール」はフランス語で女性を意味する“elle”と風を意味する“air”を組み合わせた「風の妖精」を意味する造語です。「風の妖精が生み出すやさしい風のように人々の生活に寄り添う商品を多くの方に届けたい」という想いが、このブランド名に込められています。

    進化を続けるAppleのブランディング

    アップルには、パソコンはMac、携帯はiPhone、音楽はiPodと、Apple製品しか買わない熱狂的信者が多数存在します。これは、単に製品のデザインや機能・性能が良いといった事ではなく、非常に良く考え抜かれたブランディングの成果なのです。

    ( 引用:アップルコンピューターHP )

    apple_design

    ① 製品をシンプルに分かりやすく

    アップルは使い方が分かりやすく、シンプルなデザインである製品を徹底的にこだわっています。どのようなデザイン・どのような使用手順にすれば、消費者がより簡単に分かりやすく製品を利用できるかを、綿密にリサーチ・企画・制作していくことで、結果として高い顧客満足度を生み出す「シンプルな製品」を世に送りだしているのです。また、アップルは、全ての製品に対して、デザイン・操作性に一貫性を持たせています。そのため、どれか一つの製品の操作性に慣れてしまえば、その他のアップル製品でも違和感なく、使いこなせるようにできています。こうすることで、アップルの新しい製品にも適応しやすくなり、反復して購入しやすくなるという仕組みが成り立ちます。

    applestore

    ② 専門の販売店「アップルストア」の存在

    アップル製品のブランドデザインと一貫したアップルストアの外観。街を歩いていても、「アップルストア」を見かけたら、それがすぐにアップルの販売店であることを認識でき、店内に入ることで、電気量販店にはない「上質なユーザー体験」を感じることができます。アップルはこれまで、商品知識の不十分な電気量販店の店員に対して、自社製品の魅力を十分に顧客に伝えることができていないと、不満を抱いていました。これを解決するために「アップルストア」が誕生したのです。アップルストアでは、店舗デザインから空間演出、接客員の質まで、徹底的にこだわっており、訪れた客に対して、「よりよい体験をしてもらおう」と心がけているわけです。これも、アップルブランドのイメージに寄与している1つの要因になっているのです。

    mac_lineup

    ③ デザイン性の高い製品にこだわる

    アップル製品は、いずれもパッケージから入念にデザインされており、それはユーザーインターフェースにまで至ります。シンプルな色やアイコン、なめらかな外装などはそれらを操作したり見たりする度に、アップル製品を使っている顧客を魅了します。また、アップル製品を使っているユーザーは、独自のプライドを持っていていて、Macを使う人はスマートで洗練されており、かっこいい人であるというイメージが根付きました。一方で、Windowsユーザーは、「ださくて、つまらなくて、古い」といったようなイメージが、アメリカを中心に、広く浸透していきました。このように利用者のエモーショナルな部分まで含めて、アップルのブランドイメージは確固たるモノとなっているのです。

    まとめ

    リブランディングを意味あるものにし成功するには、的確な欠点と長所のポイントを見つめていく必要があります。リブランディングの本来の意味は再構築のための全ての行動です。しかし、すべてのテーマを変えたりするのではなく、いかにして変更をして、良い部分を伸ばすのかを決めるのは成功のためにはとても重要です。周囲の様々な意見を取り入れて成功へとつなげて、リブランディングを意味あるものにすることが大切なのです。

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングを成功させる5つの手法

    「失敗は成功の母」発明の神様と言われるエジソンが残した名言である。この言葉は確信をついている名言なのですが、いくら失敗しても成功できない人がいることも事実です。
    では、成功している人と、失敗し続ける人では一体何が違うのでしょうか。

    ビジネスにおいての「成功」というと、やはり設定された数値目標の達成、たとえばそれが売上目標、認知度、ページニューなど指標は様々ありますが明確でわかりやすい形が望まれます。しかし、ブランディングという行為自体は「ブランド」の文化・歴史によって指標がバラバラになってしまうため、どうしても明確な数値目標が取りにくいといえます。 その為、無理に指標化してしまう事で、本来図るべき目標を見誤り、最終的なゴールを見失ってしまう可能性があります。では、どうすればブランディングを「成功」させられるのでしょうか?

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    手法① ブランディングの目的・ゴールの設定と定義化

    • ブランディングのゴールを設定しプロセスを具体化すること
    • 自社のブランドを深く理解し明確に定義化すること

    ブランディングの目的とゴールが明確でなければ、どこに向かって、どのように、どう走れば良いのか分かりません。これでは非効率でコストや工数、人材がいくらあっても足りません。問題は何よりも成功の確率が低いということです。そのためには、課題や問題を整理しブランディングの明確なゴールを設定したうえで目的や達成に向けての施策やスケジュールを練り上げ共有することが必要不可欠なのです。ブランディングとは、ブランドを確立するための企業活動の一貫です。ユーザーにどういう経験をしてもらいたいのか、どういうイメージを持ってもらいたいのかを定義し活動することが重要です。つまり、ブランディングのゴールは、企業が思い描いたブランドイメージをユーザーにもってもらうことなのです。よって、ブランディングをはじめるにあたっては、企業がどういうブランドを目指すのかを整理し、それを経営者をはじめ、社員全員が共有し日々の企業活動に生かすことが成功への一歩なのです。

    手法② ブランディングの本質を明確化する

    • 表層的にモノゴトを捉え判断しないこと
    • 主観でなく客観的に全てを判断すること

    好き嫌いでモノゴトを語ったり判断していませんか? 流行りや短期的な視野でモノゴトを見ていませんか?これでは臭いものに 蓋をしているのと同じことなのです。 「強み」は伸ばせば良い、「弱み」は認めて改善策を練れば良い。実に単純な話なのです。 それこそが「本質の明確化」であり「独自のらしさ」を見極める一歩なのです。そのためには競合企業や市場環境、ビジネス モデルなど経営を深く理解するためのビジネスセンス。そして、社会や時流を直感的にとらえるための敏感なセンシビリティの 両方が必要不可欠なのです。

    手法③ ブランディングの長期的な視点

    • 経営理念・ビジョンに基づいていること
    • 時流を読み未来を予測すること

    企業の不変的な「志」として経営理念・ビジョンがあります。それを「実現」するためには経営戦略があり、その経営戦略 を実践するために個々の事業戦略があります。企業を成長させていくには、そのひとつひとつの活動が成長に向かっていくよう 計画することが必要です。そして「未来を予測する」こと。「時流」を読むこと。決して容易なことではないのですがデータ から読み取ることができる情報も沢山あります。例えば業界動向、競合調査・分析を徹底することも解決策の1つなのです。 そして、重要なのは「目先に捉われ過ぎないこと」一番陥りがちなのではないでしょうか。

    手法④ ブランディングの社内浸透と実行力

    • インナーブランディングを徹底すること
    • 主体性をもって実行に移すこと

    インナーブランディングという手法があります。それは、アウターブランディングと異なり、企業が自社の従業員に対して企業ブランドの価値やビジョンを理解させる活動を指します。企業が成長するためには、アウターブランディングと合わせてインナーブランディングを行うことがより効果的です。インナーブランディングを通して、従業員一人一人の意識が変われば、仕事に対する取り組み方や考え方も変わります。長期的に見れば、やがて製品やサービスの品質向上、従業員の業務効率向上などに効果を発揮するでしょう。インナーブランディングを実施するメリットには、従業員満足度の向上、従業員の不適切な行動による企業イメージの毀損の防止、製品やサービスの品質向上、業務効率の向上、顧客対応の改善などが挙げられます。やらされているという意識があるうちは成功はありません。大切なのは何故取り組むのかを正しく理解し主体性を持って行動することなのです。端的に表現すると「圧倒的な当事者意識」です。この言葉が示す通り、全ての結果は意識の差だと思います。そして、それに伴う責任感をしっかり持ち続けることこそが成功への近道なのです。

    手法⑤ ブランディングへの情熱

    最後は結局「情熱」なのです。情熱無くして成し得る成功はないからです。情熱なくして成功したものは所詮その程度のもの。 では、どうすれば情熱が注げるか?それは単純で、魅力のあるプロジェクトでありブランディング活動にするだけのことなのです。人生にとっての「失敗」は、次への大きな一歩であり成長の機会だと思います。しかし、ことビジネスにおいては甘いことばかりではないように感じます。

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    [ ブランディングニュース ]

    ロゴデザインの変更は、企業の決意表明である

    人気画像共有アプリのインスタグラム(フェイスブック傘下)は、これまでビンテージカメラ風だったモバイルアプリのアイコンのデザインを変更、 よりシンプルでカラフルなデザインに刷新した。ポラロイドカメラを思わせるこれまでのアイコンのデザインを変えたインスタグラムには、批判の声も相次いでいる。だが、すでに消費者の間に浸透した自社 ブランドのロゴをシンプルなものへと変更した企業は、同社以外にも数多くあります。

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    ロゴデザイン変更の理由

    インスタグラムのデザイン部門を率いるイアン・スパルターはデザイン変更の理由について、
    オンラインプラットフォーム「ミディアム(Medium)」の投稿の中で、次のように語っている。

    ● 従来のアイコンはユーザーのコミュニティーを反映したものではないような気がし始めていた。
    ● 自社サービスを利用する人たちの多様性をより適切に表現すること。

    知らない間に変わっているロゴ

    いつの間にか変わってる。今さらといえば今さら。ミニマルなフラットデザインがトレンドの中、Instagramのアプリだけが従来型のデザインでホームスクリーンの中で浮いていた。 今回のリニューアルは賛否両論あるが順当な流れでのデザイン変更なのではないでしょうか。ちなみに、Instagramの連携アプリ、レイアウトとブーメランも同様のスタイルのデザインにリニューアルされてます。

    決意表明には明確さとデザインが重要

    今回のインスタグラムのアイコン変更も大きな変更なのですが、インパクトという意味ではUberのロゴとアイコンの変更も大きかったのではないでしょうか。ロゴ、アイコン、マーク、シンボルなどのデザイン変更は本当に企業にとっては大きな勝負である。ひらがな表記にした銀行は親しみやすさを表明。富士重工は会社ではなく自社製品重視を表明。 ということなのでしょう。一方では任天堂のように、扱う製品の変化に伴い、デザインを変える場合もある。新しいロゴデザインとは、たとえ反発を買うことになっても進化に向けての自らの意思を示そうとする、企業の決意の現れなのです。

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    期間限定のブランド名とデザイン。その戦略とは?

    ビール業界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブは米国内で販売する「バドワイザー」のブランド名称(ネーミング)を23日から11月の米大統領選までの期間限定で「アメリカ」に変更すると発表した。ラベルに筆記体で書かれた「バドワイザー」の文字を「アメリカ」に変え、国歌「星条旗」と愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」の歌詞を配置。16オンスの缶と瓶、25オンスの缶には自由の女神も載せる。米国とバドワイザーが共有する自由と真正さの価値をたたえようと消費者に促すためのキャンペーンだという。

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    ラベルデザインの主な変更内容

    • 名称  :BudweiserからAmericaに変更
    • 社名表記:ロゴデザイン上部にある「AB」アンハイザー・ブッシュの2文字も「US」に変更
    • コピー :最下部のメーカー名「ANHEUSER-BUSCH. INC.」から「LIBERTY & JUSTICE FOR ALL」に変更
    • 期間  :5月23日から11月の米大統領選まで

    「LIBERTY & JUSTICE FOR ALL」これは国家への忠誠を宣誓する「忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)」に登場する「万民のための自由と正義」という有名な一節。つまり、アメリカの愛国心を一身にまとうデザインに変更されたということです。

    ブランディングの意味と真の目的

    米国で120年の歴史を持つバドワイザーは、一度は世界で最も売れているビールの座を手にしたものの1989年以降は売上が減少し2008年には、製造元のアンハイザー・ブッシュがベルギーのインベブに買収された。バドワイザーの凋落には、いくつかのトレンドが影響している。より健康的で「飲みごたえがより薄い」と認識されている「ライト」なビールの台頭。そして最近で言えば、クラフトビールの台頭である。ミレニアム世代の半数以上が、バドワイザーを一度も飲んだことがない。米国人が、ビールの代わりにワインや蒸留酒を飲むようになっていることも大いに影響している。アンハイザー・ブッシュとしては、とにかく話題づくりをしバドワイザーに興味を持ってもらいたいのである。

     

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングデザインとは何か?

    ブランディングデザインという言葉をご存知でしょうか?ブランドをデザインするということは、単にロゴをデザインしたり広告を制作することではありません。ブランドのリサーチやコンセプト立案、トーン&マナーの設定、多岐にわたるアプリケーションデザイン開発からガイドライン制作など大きな流れの中でブランドの根幹を築き正しくコミュニケーションデザインしていくことなのです。すなわち、ブランド全体が統一されたデザインの世界観で構築できないとブランディングデザインとは言えないのです。

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    ブランディングデザインの領域

    • コンセプト立案&プランニング
    • コンサルティング
    • トータルディレクション&プロデュース

    グラフィックデザイン・  空間デザイン・  WEBデザイン・  広告デザイン・  パッケージデザインなど領域の幅が広く多岐にわたるため専門性の高い知識はもちろんのことトータルでのディレクション能力やコンサルティングの知識が求められるケースがほとんどです。

    経営をデザインする視点が重要

    • 経営者の「ビジョン」とデザイナーの「表現力」との融合

    ブランディングでは、初期のプロセスにおいて経営者やブランドマネージャーのような立場で責任を持ち主体性をもって行動する必要があります。それは、ただ単に表層的なデザインを行うのではなくクライアントの「想い」や「考え」「ビジョン」を理解し明確な「ビジュアル」として形にしなければならないからです。

    デザインとブランディングデザインの大きな違い

    ブランドコンセプトをデザインとしての具体的な形や色に変換することによって視覚から感覚的に伝わます。そして、ブランドコンセプトに基づいた一貫性のあるデザインで世界観を構築することによってブランドのニュアンスや雰囲気を表現し伝えることができます。このことが単なるデザインとブランディングデザインの大きな違いなのです。

     

    [ ブランディング開発事例 ]

    MONOCOTO(モノコト)実績を追加しました

    「 モノの先にあるコトの価値 」を追求する サービスビジネスブランドのデザイン開発

    MONOCOTO(モノコト)は、リアルソーシングを特徴とするソーシャルマニュファクチュアリングサービスです。「モノ」から「コト」へのシフトは、多くのモノが世に溢れ過ぎたことによって生まれた現象ではないでしょうか。今のようにモノに溢れモノが余り、モノに関しての様々な情報が飛び交う社会においては「モノの先にあるコトの価値」が求められています。すでに市場や人々の要求は、量より質に転換し、心の豊かさや生活の質を高めることへと移行しています。心を豊かにする「驚き・感動」や、生活の質を高める「充実・安心」といったコトがらは単なるモノからでは決してもたらされることはありません。そのためには、単にモノを作るという発想から、その先にあるモノを使う楽しみや経験、人とのコミュニケーションを提案することに意味があるのです。そんな期待に応えるべきサービスがMONOCOTO(モノコト)なのです。弊社は、このブランドの立ち上げにおいて事業方針、ブランドコンセプト立案、ガイドライン作成からコミュニケーション全般までの開発をいたしました。

    【 開発内容 】

    ・事業方針の策定と精緻化
    ・ブランドコンセプト立案
    ・トーン&マナーの設定
    ・ネーミング開発
    ・スローガン開発
    ・ブランドロゴ開発
    ・ブランドガイドライン制作
    ・サービスガイド
    ・WEBサイト

    http://www.chibico.co.jp/works/monocoto/

    弊社のVI(ビジュアル・アイデンティティ)実績

    vi_monocoto
    [ MONOCOTO ] http://www.chibico.co.jp/works/monocoto/

    vi_women_in_action
    [ Women in Action ] http://www.chibico.co.jp/works/women-in-action/

    vi_dah
    [ Dome Athlete House ] http://www.chibico.co.jp/works/dah_dome_athlete_house/

    vi_somajapon
    [ Soma Japon ] http://www.chibico.co.jp/works/somajapon/

    vi_airquin
    [ Airquin ] http://www.chibico.co.jp/works/airquin/

     

    [ ブランディングニュース ]

    弊社ウェブの全面デザインリニューアル

    ご利用いただくお客様の視点に立ち、事業や概況、今後の取り組みをお伝えできるよう改善いたしました。
    デザインリニューアルに伴い、従来のウェブサイトではお伝えしきれなかった内容も分かりやすく更に詳しく紹介しております。 引き続き、コンテンツの拡充を図り、より一層ウェブサイトを充実してまいります。
    今後とも株式会社チビコをよろしくお願いいたします。

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングとは独自の「らしさ」の追求である

    そもそも「ブランド」とは何か。昨今「ブランド」や「ブランディング」という言葉は至るところで使われるようになってきました。 ブランディングという言葉は非常に汎用性が高く使い勝手がよいため人によってかなり異なる定義で解釈されることが多い また昔からあるブランドの考え方と、現在のブランドの考え方も、かなり異なったものになってきています。 そのような中で我々が定義するブランディングとは独自の「らしさ」を創造することです。

    【 らしさをつくる最大のメリットは 】

    ● 持続的競争における優位性でライバル企業に模倣されない点
    ● 優秀な人材を集めるリクルーティング活動に役立つ

    このようにブランディングとは「らしさ」を伝えることで、企業と顧客との間に強い「信頼」や「満足」を生み出すことができます。 強い絆が構築できれば、結果として企業や商品は長期にわたって競争優位性を維持することができ、さまざまな実効的利益をもたらします。だからこそ、ブランディングという考え方において、いかに「らしさ」をつくり、伝えていくかが重要だと考えています。

    [ ブランディング開発論/手法 ]

    誰かに話したくなるロゴデザインの秘密

    YAMAHAのロゴデザイン、微妙な違いの深い意味。 一見すると同じにも見える「ヤマハ」と「ヤマハ発動機」のロゴデザイン。 違いがわかりますか? 色だけだと思ったひとはもう少し見比べてみましょう。
    ① 「M」の文字の中央部分
    ② シンボルの音叉(おんさ=調律などに使用する道具)部分の長さ。

    ヤマハとヤマハ発動機の関係

    ● ヤマハ = 楽器製作や音楽教室など
    ● ヤマハ発動機 = 二輪車などの製造

    もともとヤマハのオートバイ製造部門が分離独立し、ヤマハ発動機となった経緯があります。両社のロゴは、音叉を三つ組み合わせたマークの隣に「YAMAHA」の文字が書かれています。ほとんど同じに見えますが、ヤマハがバイオレット、ヤマハ発動機が赤という違いは目立ちます。音叉の先が円内におさまり、YAMAHAの「M」の文字の中央部分が下に付いていない、そしてロゴデザインに使用されている各アルファベットの形が、おのおの左右非対称なのが「ヤマハ株式会社」のロゴマークで「ヤマハ発動機株式会社」のロゴの各文字は左右対称です。

    ヤマハは山葉寅楠が1887年に創業したのがはじまりです。1897年に日本楽器製造となり、1900年にアップライトピアノ、1902年にグランドピアノの製造を開始するなど、楽器製造を拡大する中で、商品には創業者の名前でもある「YAMAHA」ブランドを表記していました。その後、1955年にオートバイ製造部門が分離独立し、ヤマハ発動機が設立されます。かつてはヤマハがヤマハ発動機の親会社という関係でしたが、2007年に資本関係を見直して以降は、言わば兄弟会社の関係にあります。

    ロゴのデザインが微妙に異なっている理由

    音叉マークをオートバイのホイールに見立てたことがデザインの違いの理由。ホイールなので、全体がつながっている必要があり、ヤマハ発動機の音叉マークは内部の音叉が外周まで伸びています。

    ロゴデザインに込めた意味

    ● ヤマハ 3本の音叉でヤマハの「技術」「製造」「販売」の3部門の強い協力体制を表すとともに、音叉に象徴される音・音楽を中心に世界(外円)にのびゆくヤマハのたくましい生命力をデザインで表現しています。また、音楽の基本である「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の調和という意味も込められています。

    ● ヤマハ発動機 日本楽器製造のブランド名「YAMAHA」を社名としてそのまま採用し、同時にモーターサイクルのホイールをイメージさせる、外円で囲んだ三本の音叉を社章としました。ヤマハ発動機にとって音叉マークは、日本楽器製造と同じ「製造・販売・技術の連携によってたくましく世界にはばたこう」という意志を表現し、今日ではさらに「お客さまの期待を超える価値の創造」「仕事をする自分に誇りが持てる企業風土の実現」「社会的な責任のグローバルな遂行」の三つの経営理念も表しています。

    一見すると小さな違いですが、そこには強い思いが込められています。
    それほど企業にとってロゴのデザインは重要な存在なのです。

    ヤマハロゴマークの歴史
    http://jp.yamaha.com/about_yamaha/brand/logo_mark/

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    [ ブランディング開発論/手法 ]

    ブランディングにおけるCSRの役割とデザイン

    プラダ・グループが企業の社会的責任(CSR)に特化した新しいウェブサイトを立ち上げた。プラダ・グループのCSRへの取り組みを紹介するこのサイトは3つのセクションでストーリーを展開しています。
    http://csr.pradagroup.com/en/home/

    ==================================================

    3つのセクションによる構成

    • クラフツマンシップと革新ノウハウの保護とスキルの伝授を取り上げる「 KNOW-HOW 」
    • 建造物やその周辺環境と対話しながら、働く場所への敬意を表す「 PLACES 」   
    • 将来に向けた伝統にスポットを当てた「 CULTURE 」      

    プラダ S.p.A.の役員会会長カルロ・マッツィは、「美しさと創造性、品質の高さは常に、プラダ・グループが指標としてきた方針。その礎にあるのは、自然と人間です。 周囲の環境と人に対する敬意が、いつもプラダの活動を支えており、社内においても、またパートナーやサプライヤー、 お客様、様々な機関との関係においても支えとなっていました。これが私たちの仕事のやり方です。 そして、それは日々私たちに協力してくださる方々の素晴らしい貢献を通してのみ、実現するのです。」と語っている。企業におけるCSR活動は当然のようになりつつありますが特設サイトを設置する企業は少ないのではないでしょうか? 精々、コーポレートサイトの1ページに止まっている気がします。

    CSRの本質と現状とは

    本来、表立って言う必要があるのでしょうか?
    実質的にはCSRを経営戦略やブランディングの一環として位置ずけているのも事実です。

    CSRからCSVへの流れ

    1. 製品・サービス
    2. バリューチェーン
    3. 地域コミュニティ

    CSV(共有価値創造)とは、「経済価値と社会価値の向上」をコンセプトとし3つで再定義をする概念です。つまり、ビジネスモデルの端々を見直し、収益性を確保しながらも社会価値を 生み出していこうとです。CSVとは、事業活動を通じ社会問題・社会課題解決に貢献することで、社会的価値や企業価値 を高めていこうという経営戦略であるということです。 近年ではCSV経営の概念がますます盛り上がってきています。